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2019.08.30. City Lab Venturesオープンイベント02 〜ベンチャー×グローバルによるSDGsの世界展開

サステイナビリティ特化型ベンチャーコミュニティ「City Lab Ventures」によるオープンイベント第2弾。SDGsの推進に資する各社のグローバルな活動から、地球規模でのベンチャービジネスの可能性を探りました。ビジネスマン、メディア関係者など68名が集いました。


プレゼンテーション:SDGs×民間企業×グローバルの意義

冒頭では、途上国を主な対象に社会的投資のプラットフォームづくりを行っているARUNの功能聡子氏が講演しました。

「社会的投資の醍醐味は、社会課題の解決という困難な課題にビジネスで取り組もうとしている志ある起業家と出会い、事業やビジョンを語り合い、事業を通して社会をよくしていくための夢を共有し、それを投資によって実際に手助けすることです。彼らと伴走する中から私達も多くを学んでいます」と功能氏は語ります。
City Lab Venturesにも、日本のベンチャーに途上国の課題を知ってもらう機会、また、途上国を含めた海外のベンチャーに対する注目や協力の機会として期待を寄せました。


City Lab Ventures参加企業による取り組み

 (1)ユーグレナGENKIプログラム・みどりの救缶鳥+(プラス)[ユーグレナ、パン・アキモト]

まず、代表取締役社長の出雲氏が、バングラデシュでの「ユーグレナGENKIプログラム」の紹介しました。同プログラムでは、現地で不足している多様な栄養素を含むユーグレナクッキー毎日1万食(2019年時点)を地元の小学校に配布しています。また、ロヒンギャ難民に対しても、国連世界食糧計画(WFP)と国連食糧農業機関(FAO)とのパートナーシップ体制で食糧支援をしています。

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そして、パン・アキモトとの共同プロジェクト「みどりの救缶鳥+(プラス)」プロジェクトも発表されました。パン・アキモト代表取締役の秋元義彦氏は、長期保存可能な「パンの缶詰」を開発し、また、賞味期限が迫ったパンの缶詰を回収して飢餓の課題を抱えた海外に送る「救缶鳥プロジェクト」を2009年から進めています。今回、ユーグレナを含むパンの缶詰を開発し、更に栄養面が充実しました。

(2)インドネシアでの太陽光発電事業[自然電力、アラムポート]

続いて、自然電力海外事業部長の古賀大幹氏とアラムポート取締役の西森 聡一郎 氏がインドネシアでの共同プロジェクトを紹介しました。自然電力は、昨年度から海外事業を展開しており、2030年までに世界196カ国でのプロジェクト創出を目指すとのこと。アラムポートは東南アジアで現地密着型のエネルギー事業を行っています。

インドネシアではまだ石炭火力発電が主力で、上昇するエネルギーコストへの対応やCO2の排出量削減が経営課題です。そこで、日系企業工場での屋上太陽光事業というソリューションで課題解決に取り組んでいます。初期の設備投資コストや施工時の品質管理などに、自然電力グループのレンタルスキームを活用しています。

(3)世界の社会課題に挑むソーシャルビジネスのつくり方[ボーダレス・ジャパン]

最後に、ボーダレス・ジャパン代表取締役副社長の鈴木雅剛 氏が、社会課題を解決しながらビジネスを成長させる「ソーシャルビジネス」の事例を紹介しました。同社の事業は、12カ国30事業、売上49.2億円と広く展開、成長しています。

ミャンマーの「Borderless Farm」は、小規模で貧しいタバコ農家が農薬や葉の乾燥などで健康を害する、山林が荒廃する、市場価格に左右されて借金や出稼ぎをせざるを得ないといった社会問題の解決に取り組んでいます。妊娠・授乳期の母親を対象としたハーブ製品の開発とタバコ栽培からの転換を行いつつ、農家が適切に暮らせる「直接取引」により、農家の健康や家族の生活を再生しながらビジネスを成長させています。

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Q&A・ディスカッション

最後に、自然電力オフィス・総務・IT部長の前原充宏 氏をファシリテーターに、ディスカッションを行いました。

ベンチャー企業として柔軟かつスピーディにビジネススタイルを実現するためには、国内外のネットワーク構築が重要です。今回の登壇各社からも、起業家も含むネットワークの効果、スモール・アーリーサクセスから始めるプロセス、ビジョンを掲げながら正直にねばりづよく続けていくための心構えなど、各々の経験をふまえたコメントが寄せられました。より良い社会をパートナーシップでつくっていくことを確認し、盛会のうちにオープンイベントは終了しました。


【イベント概要】
日時:2019年8月30日(金)10:00〜12:00
場所:シティラボ東京
主催:City Lab Ventures・シティラボ東京

【プログラム・登壇者】
1.イントロダクション
  自然電力株式会社 オフィス・総務・IT部 部長 前原充宏
2.プレゼンテーション:SDGs×民間企業×グローバルの意義
  ARUN,LLC.代表 功能聡子氏
3.City Lab Ventures参加企業による取り組み
(1)バングラデシュでの取り組み「ユーグレナGENKIプログラム」、備蓄をしながら社会貢献「救缶鳥」の紹介
  株式会社ユーグレナ 代表取締役社長 出雲充
  株式会社パン・アキモト 代表取締役 秋元義彦氏
(2)インドネシアでの太陽光発電事業について
  自然電力株式会社 海外事業部長 古賀大幹
  アラムポート株式会社 取締役 西森聡一郎
(3)世界の社会課題に挑むソーシャルビジネスのつくり方
  株式会社ボーダレス・ジャパン 代表取締役副社長 鈴木雅剛
4.Q&A・ディスカッション

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