レポート
【Event Report】大都市郊外のまちづくりのこれから
2020年9月9日(水)、東京都立大学の饗庭伸氏を話題提供者として、大阪府立大学准教授の武田重昭氏をゲストとしてお迎えし、「大都市郊外のまちづくりのこれから」についての対談が行われました。東京都立大学の饗庭研究室と公益財団法人 東京都都市づくり公社との共同研究により作成された「定常型市街地をつくる」の成果レポートをもとに都市計画の視点とランドスケープの視点から議論されました。当イベントには全国から約190名が参加しました。
「ゆっくりとした時間の中での変化」については、市民の草の根的な活動と全体を俯瞰してみる作業を往復するような手法が必要だと述べられ、その作業が市民に根付くことや、まちに対して変化を加えるもの(変えていくもの)に対してあえて手を加えずに放置するものがあることが定常型市街地にとって重要だと発言。
「既存のものを生かしてネットワークをつくる」というキーワードには、饗庭氏は店舗間の連携や人の繋がりと言ったネットワークについて言及、武田氏はオープンスペースのネットワークこそ価値なのではないかと話しました。
参加者の方々には、それぞれイベントで得た知見を持ち帰り、次なるステップにつなげていくきっかけにしていただけたらと思います。
■話題提供者:饗庭伸(東京都立大学大学院都市政策科学域教授)
■ゲスト:武田重昭(大阪府立大学大学院生命環境科学研究科准教授)
■モデレーター:矢野拓洋(シティラボ東京)
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■日時:2020年9月9日(水) 19:30〜21:30
■会場:オンライン
■主催:主催:シティラボ東京(一般社団法人アーバニスト)
19:25 19:30 入室
19:30 19:40 イントロダクション
19:40 20:10 饗庭伸氏トーク
20:10 20:40 武田重昭氏トーク
20:40 21:05 ディスカッション
21:05 21:10 Q&A
21:10 21:15 クロージング