【Event Report】City Lab Venturesインパクトマネジメント研究会(第2回)を行いました
シティラボ東京を拠点として活動するサステナビリティ特化型ベンチャーコミュニティ「City Lab Ventures(CLV)」では、イベントによる情報発信を行うだけでなく、コミュニティ内で課題の共有やその打ち手を学び合う取り組みも行っています。12月9日はインパクトマネジメント(IM)に関する研究会を行いました。
前回の研究会では、ゲスト講師のケイスリーからインパクトマネジメントの全体像を伺うと共に、CLVメンバーで実際にロジックモデルを構築しているヘラルボニーより具体的な考え方や活用について紹介を行いました。今回は、引き続きケイスリーからロジックモデルの構築に向けたポイントを紹介いただくと共に、CLVメンバーの自然電力より出来たばかりのロジックモデルを紹介し、作成のプロセスや悩み事などを共有、ディスカッションしました。
今回は9社12名の有志が参加しました
自然電力では、グループ全体の事業を対象としたこともあり、社内の各部署にヒアリングを行いながら半年ほどかけてロジックモデルを構築したとのことです。大変ではありますが、実はそれ自体が自らの事業の意義を考える上で貴重なプロセスとなったとのことです。また、「環境」や「社会」の価値をどう測り、示すかはどの企業でも共通の課題となっており、世界各国でも色々な取り組みがなされていますが、未だに正解と言えるものはなく、試行錯誤が続けられている状況のようです。評価のサイクルを回しながら改良を加えていくことが重要であり、その時にこのような研究会で多様な立場からディスカッションすることも一つの有効な手段かと思います。今回まではロジックモデルを構築する立場からの議論が中心でしたが、今後は投資家側からの視線もふまえながら議論を発展させていく予定です。
シティラボ東京会場で参加したメンバーは終了後もお互いにフォローアップしていました
本研究会は忌憚のない議論ができるようにCLVメンバーと関係者に限定して開催していますが、研究会を通した成果は社会に還元していく予定です!(CLVの仲間として一緒に活動してみたいと思うサステナベンチャーの方はシティラボ東京の申し込みフォームからお問い合わせください)