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【Event】これからの東京に近所付き合いは必要か? 〜ネイバーフッドデザインとは?!〜

◾東京に近所付き合いは必要か?

最近は「近所付き合いは面倒なのでしたくない」と考える人が多いようですが、みなさんはいかがでしょうか。愛着を持てる地域には、人ととなりがわかる人、挨拶ができる人などが居るものではないでしょうか。災害や事故が起きた場合は、近所の住⺠同士で助け合う必要が出てきますし、避難時には子ども、高齢者、要支援者などの手助けが必要な方への声がけが重要です。 私たちは、暮らしを安全にする、地域を魅力的にするために近所付き合いが必要だと考え、同じ課題を持つ皆さんで集い、これからの取り組みを考える場を企画しました。 →お申し込みはこちら:https://u30citycrafters-neighbor01.peatix.com/

◾求められる新しい近所付き合いの形

総務省「国勢調査」によれば、東京都は 2035 年まで世帯数が増加し、単独世帯、特に高齢者単身の割合が増加する見込みです。町会・自治会による活動が活発だった頃は、隣近所との関わりも多く、支援が必要な家庭を把握しながら支え合っていましたが、現代では社会情勢や住み方・働き方の変化から町会・自治会活動も縮小され隣近所との関係性が希薄になってしまいました。近年、住⺠同士のコミュニケーションが地域への愛着やシビックプライドにつながると言われており、コミュニティ形成を意識した開発も増えていますが、地域によって条件も異なり、全体的に見るとまだ少ないのが現状です。 近所付き合いを促す方法は様々ですが、毎年多くのマンションを建設する不動産デベロッパーの開発段階における工夫や中間支援組織によるコミュニティ形成の促進などが、私たちの暮らしをより安全で魅力的なものにすることにつながるでしょう。

◾「ネイバーフッドデザイン」から考えてみよう!

本イベントは、「ネイバーフッドデザイン」の概念を学びながら、現代において求められるエリアマネジメントの在り方や不動産デベロッパー、管理会社、設計会社、都市計画コンサルタントなど様々な関係者が近所付き合いの重要性を理解し、それぞれの視点からのアプローチを探る連続トークです。 HITOTOWA INC.よりネイバーフッドデザインの事例やメソッドをご紹介いただくと共に、イベント参加者にも参加型で意見交換してもらうプログラムを提供します。コーディネーターとして U30 CITY CRAFTERS のメンバーが参加し、クロストークを行います。第1回は「ネイバーフッドデザインとは!?」をテーマとして HITOTOWA INC.の原田稜氏に登壇いただき、基礎知識をインプットしていきます。  

HITOTOWA INC.によるネイバーフッドデザインの紹介

HITOTOWA INC.は、同じまちに暮らす人々がいざというときに助け合える関係性をつくることを「 ネイバーフッドデザイン」と定義し、独自のメソッドを用いて様々な地域のマンションや大規模団地で実践しています。同社が立ち上げをサポートした「西東京市ひばりヶ丘のエリアマネジメント団体」では、団体の事務局として、地域の方とコミュニケーションを図りながら、地域の課題解決やにぎわい創出、まちに関わる人材育成などに取り組み、現在はまちの住⺠が中心となり活動を持続しています。

◾プログラム概要

1)開会(団体・登壇者の紹介、イベントの趣旨)
2)住宅業界を取り巻く問題
3)ネイバーフッドデザインについて
4)コミュニティ作りの事例・メソッド紹介
5)参加者同士による意見交換
6)懇親会

◾イベント概要

日 時 : 2024 年 5 月 18 日(土) 17:00〜19:00 (終了後 20:30 まで交流会 )
場 所:シティラボ東京 (現地参加 / オンラインハイブリッド配信)
主 催:シティラボ東京(U30 City Crafters)、株式会社 HITOTOWA
参加費(学生はそれぞれ500円引き、4/30までは早割):
・ 現地参加+懇親会:2500円
・ 現地 / オンライン参加:2,000円
お申込:https://u30citycrafters-neighbor01.peatix.com/

◾️登壇者

原田 稜(HITOTOWA INC.
静岡県焼津市出身。芝浦工業大学建築学科卒業後、大手ハウスメーカーでマンションの設計に従事。後に、HITOTOWA INC.へ入社し、「ともに助け合えるまち」を実現するため、エリアマネジメントや場づくり、地域のコミュニティ醸成の企画運営を行っている。また、HITOTOWA では、スポーツを通した社会課題解決を担うソーシャルフットボール事業も兼務。

コーディネーター

・蔭山 亮(U30 City Crafters/ 東急 (株))
東京理科大学建築学科を卒業後、東京都立大学大学院に進学。学生時代、商店街の担い手不足への問題意識から合同会社はじまりの和泉を設立し、商店街の運営をサポートしていた。現在は、東急(株)で東急沿線の住宅開発を担当。また、若手でまちへの関わり方を考えるべく、U30 CITY CRAFTERS に参画。
  ・⻄ 昭太朗(U30 City Crafters / シティラボ東京) 熊本市出身。首都大学東京大学院 都市政策科学域修了。卒業と同時にマチトワを共同主宰。「育てる」をテーマにコミュニティデザイン、都市デザインなどを通して「まち」と様々なもののインターフェースデザインを実践、サポートしている。東京都立大学饗庭研究室リサーチアシスタントとして「メタバース時代の市民参加」、Minecraftカップ運営委員として「ゲームを活用した地域との接点づくり」を実践している。所ジョージのように生きたい。   ・小川 華歩(U30 City Crafters) 熊本県出身。実践女子大学大学院生活科学研究科生活環境学専攻修士課程卒業。現在は本業の傍ら建築ワークショップを企画運営している。大学生時代は研究室活動の一環で新潟県たのくら集落や東京都日野市駅周辺のまちの活性化について取り組む。修士論文のテーマは「建築教育」。人のまちへの愛着形成に興味があり、当事者としてまちに意識を向けることでまちは豊かになり、延いては日本社会の成長にも繋がると考えている。

U30 City Crafters とは

私たちは、若者なりの「まち暮らし」のあり方を探求し、まちに関わるための新しい入り口、新たな関わり方、新たな巻き込みを考え、実践していく団体です。 ・近くに公園のような場所があり、子どもとたくさん時間を過ごせるまち
・近くに銭湯があり、疲れを癒してリフレッシュできるまち
・お祭りで近隣の人々とワイワイ楽しめるまち
こんなまちの風景をもっと実現できないでしょうか?
私たちはまちの一員として、まちを使いこなしながら暮らす「まち暮らし」の視点をもつことで、日常がより豊かになると考えています。しかし、現状では 30 代以下の若者はまちに関わりにくい、もしくは関わるきっかけが少ないのではないかと考えています。「シティ・クラフターズ(City Crafters)」はこのような状況を打破するために、若者なりの視点で街の豊かさを探していきます。