【Event】地域における「トランジションデザイン」の可能性 〜 トランジションデザイン実践講座 プレイベント
【都市界隈と環境界隈の融合に悩める皆さん集合!】
年々進行する気候変動に適応していく時代においては、脱炭素や生物多様性、資源循環の推進など環境を軸とした産業構造や都市構造・土地利用への早期の転換が求められています。化石燃料依存の産業構造からの転換はすでに少しずつ進み始めている一方で企業や地域との間でコンフリクトが生じたり、一部の取組に留まり抜本的な構造の転換につながらなかったりするケースなども多く見られ、経済成長一辺倒のモデルから社会的な質の転換も加味した成熟社会型の“まちづくり“への対応が急務となっています。
さて、都市界隈と環境界隈では、これらの課題に対し、異なるアプローチでどちらも工夫しながら動いてはいますが、互いに連携すべきと分かっていながら、なかなか共同作業にならない実態が全国各地で見られます。「まちづくりと環境」・「まちづくりと都市」の両面で望ましい転換に向けては、 “誰かに一方的に頼る発想”から“自分たちのまちを自分たちでつくる発想”自体を転換していくことや、地域内の事業者・住民・行政・参入事業者など様々なステークホルダーを巻き込むプラットフォーム機能の実装、またステークホルダーが多様であるからこそ各々の優先事項を調整していく戦略的なプロセスづくり(トランジションデザイン)が必要ではないでしょうか。
国土交通省や環境省を始めとした国の政策動向も然り、様々な分野の“まちづくり”で都市と環境の両側面から知見を持ち寄る現場の試行が始まっていますが、本セッションでは、それらを突き合わせることで環境と都市を融合した社会に向けたトランジションデザインの必要性を改めて両面から言語化・共有をし、今後のまちづくりの推進に必要な人材・プラットフォーム機能やチームの在り方を探求したいと思います。
《こんな人におすすめ💡》
- 都市計画やまちづくり関係の取組みには、脱炭素や生物多様性などの検討も取り入れることが大事だと思いながらも、どう自身が関わる事業に組み込むべきか悩んでいる方
- 環境要素をまちづくりへ実装したいと思いながらも、どのように地域に実装していけばよいのか、地域内外の巻き込み方や物事の進め方に悩んでいる方
- まちづくりにおいて様々なステークホルダーが存在するなかで、異なる領域間の対話の場や方向性を共有する場の必要性を感じている方
- 都市・環境の両側面から知見を持ち寄り、ディスカッションすることの必要性を感じる方
- 都市・環境の専門家など多様なステークホルダーが集うプラットフォームを形成したい方
【開催概要】
日時:2026年4月10日(金)18:30〜20:30
(終了後30分ほど交流タイム)
場所:シティラボ東京現地・オンラインのハイブリッド開催
(東京都中央区京橋3-1-1東京スクエアガーデン6階)
共催:シティラボ東京・株式会社エンパブリック・NPO法人ER.
費用:参加チケット:2,000円 ※現地・オンライン共通
※シティラボ東京会員割引あり(割引コードは別途メール等にてご連絡)
【プログラム】
- イントロダクション
- 第1部:都市界隈のまちづくりにおける移り変わり
- 第2部:環境界隈のまちづくりにおける移り変わり
- 第3部:都市と環境の融合セッション
- クロージング
【登壇者】
◯見瀬 浩之 [国土交通省都市局都市環境課]
国土交通省都市局都市環境課にて、まちづくりGXの推進を担当。都市・エリア単位でのカーボンニュートラル化に向け、エネルギー利活用を都市政策にどのように位置づけるかを検討している。建物単位の省エネ対策が進む一方、都市・エリア全体での計画的なエネルギー利用は十分に整理されておらず、環境政策と都市政策の連携が課題となる中、前職のエネルギー業界での知見を踏まえ政策検討に取り組んでいる。
◯菅谷 真実 [環境省大臣官房地域政策課地域循環共生圏推進室]
大学時代は森里海連環や地域振興に関する研究活動・課外活動に従事。2017年に経済産業省に入省し、資源エネルギー庁省エネルギー課、内閣府沖縄産業振興担当、経産省サービス政策課教育産業室、原子力損害賠償廃炉等支援機構経て、2024年7月より環境省地域政策課地域循環共生圏推進室に出向。地域資源を活かした環境・社会・経済三方よしの事業づくりや地域づくりを推進しており、地域のトランジションに関する研究・実証事業も担当。
◯齊藤 智彦 [合作株式会社代表取締役/彫刻家]
東京生まれ。中国北京の中央美術学院(彫塑系)に留学。北京、ニューヨーク、ベルリンでアート活動ののち帰国。慶應義塾大学SFC研究所にて地域政策についての研究・実践を経て2019年、役員を務める東京の企業と鹿児島県大崎町の間で連携協定を締結。大崎町役場に出向し、SDGs未来都市モデル事業、総合計画策定支援等を担当。2020年7月大崎町に合作株式会社を設立。2021年4月大崎町・県内企業とともに大崎町SDGs推進協議会に参画。現在も鹿児島県大崎町政策参与を務める。
◯堀江 佑典 [一般社団法人エリアマネジメントラボ 理事/株式会社サンシャインシティ まちづくり推進部 エキスパート/andscape]
建築設計事務所でのデザイン設計経験を経て、18 年間にわたり都市計画コンサルタントとして都市再生から地方創生まで、行政計画からPPPまで全国のハード・ソフトのまちづくりに従事。2025年からは共創デベロッパーとして池袋を主たる活動拠点としつつ、2020年に学識者等と共に立ち上げた一般社団法人エリアマネジメントラボの理事としても活動を展開。京都大学経営管理大学院官民連携まちづくり研究会民間委員、北海道科学大学客員教授、andscape主宰等。
(モデレーター等)
◯広石 拓司[エンパブリック代表取締役、ソーシャル・プロジェクト・プロデューサー]
東京大学大学院薬学系修士課程修了。シンクタンク、NPO法人ETIC.を経て、2008年株式会社エンパブリックを創業。「思いのある誰もが動き出せ、新しい仕事を生み出せる社会」を目指し、ソーシャル・プロジェクト・プロデューサーとして、地域・企業・行政など多様な主体の協働による社会課題解決型事業の企画・立ち上げ・担い手育成・実行支援に多数携わる。著作に「ソーシャルプロジェクトを成功に導く12ステップ」「専門家主導から住民主体へ」など。慶應義塾大学総合政策学部、立教大学経営学部などの非常勤講師も務める。
◯松本 未生[NPO法人ER.代表理事/NPO法人ETIC. コーディネーター]
中学時代から気候変動に向き合い、琉球大学で海洋生物の遺伝子学、大学院でエネルギー政策と熟議型民主主義、合意形成手法を研究。NEDOで洋上風力や中小ベンチャー等の再エネに関する技術開発や産業支援を推進し、アクセンチュアを経てETIC.へ。2021年からはNPO法人ER.を立ち上げ、地域・企業・行政と協働し、環境と地域価値を統合するトランジションの社会実装を目指す。
◯右田 萌[シティラボ東京 マネージャー(一社アーバニスト理事)/SharedVision 代表]
工学院大学卒業・明治大学大学院修了後、2016年より松田平田設計都市企画部にて主に再開発事業に従事。2021年、一般社団法人アーバニスト(シティラボ東京)へ転職。マネージャーとして組織全体の統括を担当し、イベント企画も手がける。並行して開業したSharedVisionでは、神田・亀戸を主なフィールドとして、都市開発・エリアマネジメント等のプロジェクトにおけるコンサルティング業務や地域コミュニティ拠点の企画・運営業務等に携わる。