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2018.09.03~ JSURPまちづくりカレッジ「世界のパブリック・スペースを読む〜海外からの視点を通して日本のパブリック・ライフの現在地を考える〜」

日時:2018年9月3日(月)〜11月5日(月)19:00-21:00(全5回)
会場:シティラボ東京
主催:特定非営利活動法人 日本都市計画家協会(JSURP)

プログラム:
◇プロデュース
望月健太氏/大成建設株式会社
園田聡氏/有限会社ハートビートプラン

◇第1回 9月3日(月)
世界のパブリック・スペースの読み方〜アクティビティの視座から都市を読む〜
講師:上田孝明氏/株式会社日建設計 NIKKEN ACTIVITY DESIGN lab
◇第2回 9月14日(金)
ドイツ編:ベルリンの住民自治型エコビレッジ〜クラブから生まれた都市の新たなパブリックの形〜
講師:園田聡氏/有限会社ハートビートプラン
◇第3回 9 月28日(金)
イギリス編:ロンドンのストリート・マーケット〜都市へのコミットメントとしてのマーケット〜
講師:鈴木美央氏/O+Architecture
◇第4回 10 月12日(金)
オランダ編:アムステルダムの公共デザイン〜都市の資源を活かした豊かなパブリックの在り方〜
講師:飯石藍氏/公共R不動産/株式会社NEST
◇第5回 11月5日(月)
アメリカ編:サンフランシスコのストリート〜都市の余白をアメニティに変えるパークレット〜
講師:遠藤新氏/工学院大学建築学部教授

近年、プレイスメイキングやエリアマネジメントの一環として積極的な活用が図られているパブリック・スペース。国や地方自治体による規制緩和が進み、多様な活用ができるようになっています。多様なアクティビティを生み出すことや都市への愛着を育てることは、都市での暮らしを豊かにするために重要であり、パブリック・スペースはそういった活動の受け皿になります。この講座では世界の都市のパブリック・スペースを読み解き、そこから日本の都市を見つめ直すことで、日本のパブリック・ライフの現在地を捉えることが狙いです。

講座では、海外と日本に差があるのは、単なる空間の印象やデザインのみでなく、都市における「余白」や「共有空間」としてパブリック・スペースを捉えているかどうかという視点や、他者の行為に対する寛容性を多くの人が持ち「自由と責任」の考え方が成熟しているのではないかという視点など、都市空間に関して議論すべき本質的な内容が毎回提示されました。各分野のエキスパートである講師陣と、多様な属性の受講生の方々の濃密な議論が印象深い講座となりました。

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