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(終了) 2020.05.31〜 [オンライン]Denmark Cooperative Learning Trip 2020 - 単位共同社会を想像するスクールとトリップ-

デンマークの持続可能な社会を学ぶためのスクール

このプログラムは、デンマークへ研修旅行の計画を作成するプロセスを通してデンマーク社会を学ぶオンラインスクールです。研修旅行の計画作成は学びを深める手段です。スクールで学んだ事柄はデンマークのどこで起きているのか、どんな環境の中で育まれているのかを能動的に会得することができます。受講者同士でマップを共有しながら、理論を空間に落とし込んでいきましょう。

研修旅行は計画だけで終わらず、実践します。レクチャーを通して深めた知識に基づいて、参加者同士で(新型コロナウィルスの影響を踏まえながら)日程や視察先を議論し決定します。様々なバックグラウンドから共通のキーワードに興味関心を持って集まり、対話できるコミュニティを形成することも、重要なプログラムの趣旨です。この時代の転換期に、継続的に学び合い助け合える関係を築き不確かな世の中から確かな未来を作っていきましょう。

・説明会申し込みフォーム:https://forms.gle/XMKBZgPZCgymdrP66

・参加申込フォーム:https://forms.gle/zAyi8N99kEt4CWdH9

上辺だけでない理解から得る、明日への鍵

災害は常にトレンドを加速させてきました。今まさに、新型コロナウィルスによる影響で世界中のこれまでの日常が失われ、それに伴い新たな日常が急速に築かれようとしていますね。今私達は、これまでなんとなく考えていた「持続可能な社会」の意味を、より現実的に考えなければいけないフェーズに入っていると思います。

デンマークでは、持続可能な社会が独自の文化の中で培われてきました。近年デンマークは建築デザインやまちづくり、ウェルビーイングや福祉制度、民主主義教育や生涯学習、参加型デザインやIT政策、サステナビリティや環境政策など、様々な側面で注目されています。

残念ながら、断片的な理解のみで輸入した海外の取り組みが日本に根づかない事例は、枚挙にいとまがありません。デンマークからの学びもまた、その方法次第では効果的に日本社会へ反映されないものとなってしまうかも…。そのため、このオンラインスクールでは、様々な最新事例を学びつつ、デンマーク人が社会を構成する上で共有する価値観、それを下支えする文化や法制度に至るまで包括的な理解を目指しています。

「単位共同社会」って、なんだろう?

なんだか難しい言葉です。ヒントとなったのは、思想史、北欧社会研究者の小池直人さんの言葉。小池さんは、その豊かな生活と健全な社会関係を生み出すデンマークの文化や社会を「サムフンズ(共同社会)モデル」と性格付けて、デンマークの様々な側面から共同社会モデルの輪郭を浮かび上がらせています。これこそが私達がデンマークから学びたいことではないかと思います。

私達の手で、私達が住む国で実装できる共同社会とは、一体どんなものでしょうか。その姿を想像するとき、現在使用されている「企業」「大学」「町内会」「親族」、そして「コミュニティ」などの言葉が持つイメージからいったん頭を切り離して考えるために、ここでは「単位共同社会」という聞き慣れない名称を当てはめてみました。  

全6回の授業を通して、「デンマークの共同社会」とは、「日本の単位共同社会」とはいったいなんなのか、探し求める知の旅へでかけましょう! 唯一解の存在しない議論をみなさんと深めながら、日々の活動に活かす術を一緒に見つけていきたいと思っています。

【受講対象者】

・全6回中、4回以上参加できる方
・社会起業家/社会起業家を志す人
・まちづくりに関わる自治体や民間組織の職員
・教育に関わる自治体や民間組織の職員
・ソーシャルワーカー など

【全体スケジュール】

説明会(希望者のみ)①5月 3日(日)9:30〜11:00
説明会(希望者のみ)②5月17日(日)9:30〜11:00満員!
説明会(希望者のみ)③5月24日(日)9:30〜11:00
参加申し込み締め切り 5月26日(火)
第1回スクール 5月31日(日)9:30〜12:00
第2回スクール 6月14日(日)9:30〜12:00
第3回スクール 6月28日(日)9:30〜12:00
第4回スクール 7月12日(日)13:00〜15:30
第5回スクール 7月26日(日)9:30〜12:00
第6回スクール 8月 9日(日)9:30〜12:00
9月以降 様子を見ながら研修旅行実施日決定

【開講概要】

・参加申込フォーム:https://forms.gle/zAyi8N99kEt4CWdH9
・募集人数:10-20人
・参加費:35,000円(全6回のオンラインスクール)
・参加可能環境:ビデオ会議アプリZoomをダウンロードしてください(当オンラインスクールは無料版でご参加いただけます)。ご使用のパソコンのマイク、スピーカー、カメラの動作を予めご確認した上でご参加ください。Zoomの使用要件
・予定はやむを得ず急遽変更される可能性がございます。
・不参加回のフォローも計画しておりますが、参加者同士の対話により学びの質を高めることを重視しているため、極力各回にご参加ください。
・参考ウェブサイト(より詳しく内容を記載しています):http://dclt.ifas-japan.com/
・主催:一般社団法人IFAS 、
共催:シティラボ東京


【説明会】

先着10名様に、簡単な説明会をオンラインで実施いたします。(17日満員につき24日も追加しました。)
① 5月 3日(日)9:30〜11:00
② 5月17日(日)9:30〜11:00満員!
③ 5月24日(日)9:30〜11:00

下記の専用フォームからお申し込みください。https://forms.gle/XMKBZgPZCgymdrP66
・お問い合わせ:ty@ifas-japan.com
・担当者:矢野拓洋
*説明会の出欠はスクール受講への影響はございません。

 

【プログラムコーディネーター】

矢野 拓洋

当プログラムのオーガナイザー。一般社団法人IFAS共同代表/シティラボ東京スタッフ/東京都立大学都市政策科学域博士後期課程3年。2014-2017年デンマークの建築設計事務所と研究機関に勤務しながら、デンマーク民主主義教育のアイコンともいえるフォルケホイスコーレと関わりを強めIFASを仲間とともに設立。日本とデンマークを往復しながら、都市政策やまちづくり、ワークショップデザインの研究をしている。

西 昭太朗

当プログラムのサポートメンバー。シティラボ東京スタッフ/まっち patch archi共同主宰。実践を通して、まちづくりや建築設計やについて学んでいる。ボードゲームの制作や団地居酒屋の店長など幅広いアプローチで、まちづくりを実践している。

【登壇者紹介】

坂口 緑さん

明治学院大学社会学部教授。専門は、生涯学習論、市民社会論。1988-1989年シルケボーホイスコーレ留学、2008-2009年オーフス大学客員研究員。デンマークのノンフォーマル教育機関やNPOについて調査している。主要論文に「承認をめぐる教育」「政治の発見つながる」(風行社、2010年)、「グローバル社会における生涯学習振興の課題」「社会教育」(2020年1月号20-24頁)ほか。雑誌「ソトコト」にコラム「ソーシャル系大学案内」を連載中。

佐藤 裕紀さん

新潟医療福祉大学健康科学部講師。専門は、比較国際教育学、生涯学習論、社会的包摂論。2012-2013年デンマーク政府奨学金を受けデンマーク教育大学にて客員研究員。社会的排除状況にある人々の支援と参加の在り方をデンマークの生涯学習社会を手掛かりに研究している。日本ヒューマンライブラリー学会理事も務める。

安岡 美佳さん

Roskilde University, Department of People and Technology准教授/北欧研究所代表/国際大学 GLOCOM 客員研究員/JETRO コンサルタント。専門はIT。北欧のデザイン手法(デザインシンキング、ユーザ調査、参加型デザインやデザインゲーム・リビングラボといった共創手法)を用い、ITやIoTなどの先端技術をベースに社会イノベーションを支援するプロジェクトを多数実施。

マーカス オクセルマンさん

カオスパイロット在学/Laere Copenhagen 共同代表。デンマーク王立芸術アカデミーにて建築デザインを学んだ後、日本、ジョージア、スウェーデン、デンマークなど国際的にクリエイティブ業界で活動。2019年から、世界的に注目されているデザイン/ビジネススクールのカオスパイロットに入学。現在も日本とデンマークを中心に活動している。

 

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