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(終了)【Event】2021.03.05 Tokyo Meets Doughnut 〜ドーナツ経済学で東京の未来を考えるワークショップ〜

新型コロナウイルス感染症拡大が深刻化するなか、世界ではコロナからの経済復興に向けて “グリーンリカバリー” や “Build Back Better” が共通の合言葉となっています。世界中の都市がGDPの成長だけを豊かさの指標とする従来型の経済モデルから脱却し、経済活動を通じて環境にも社会にも好影響をもたらす循環型のまちづくりを模索しており、そこで注目されているのが「ドーナツ経済学」の考え方です。

■ドーナツ経済学とは?
ドーナツ経済学は、英国の経済学者ケイト・ラワース氏によって提唱された新たな経済学の概念であり、地球資源の範囲内で社会的公正を実現し、誰もが「繁栄」できる経済の実現を目指しています。2020年5月には、2050年までに100%サーキュラーエコノミーを目指しているオランダ・アムステルダムがこのドーナツ経済モデルを都市政策に適用した「Amsterdam City Doughnut」を公表し、話題となりました。2020年10月、ドーナツ経済をアクションに移すためのオンラインプラットフォーム「Doughnut Economics Action Lab」が正式ローンチし、現在ではブリュッセルやコペンハーゲン、ロンドン、クアラルンプールなど世界中の都市でドーナツをまちづくりに取り入れようとするムーブメントが広がっています。

■ドーナツ経済学で東京の未来を考えよう
今回は、日本で初めてドーナツ経済学のフレームワークを用い、東京の現状を理解し、未来を考えるイベントおよびワークショップを開催します。

イベントの前半では、ドーナツ経済に関する基本的な概要を説明した後に、特別ゲストとして英国に本拠を置くDoughnut Economics Action Labのメンバー、アムステルダム市のサーキュラーエコノミー政策の中枢を担い、「Amsterdam City Doughnut」の実現にも携わったオランダ・Circle EconomyのThriving Cities Initiative責任者を務めるIlektra Kouloumpi氏の2名をオンラインでゲストに招き、世界中に広がりつつあるDEALのムーブメントや、ドーナツ経済学を都市政策に採用したアムステルダムのこれまでの道のり、東京をはじめとする日本の都市がどのように取り組みをスタートすればよいのかについてお話を伺います。

イベントの後半では、Circle EconomyおよびDEALが開発した「The City Portrait Canvas」をベースに、参加者の皆様とドーナツ経済学のフレームワークに基づいて東京の現状や未来について考えるオンラインワークショップを実施します。概念を具体的な行動に変えていくための「Doughnut Thinking(ドーナツ思考)」を身につけられる内容となっています。

イベントの最後には、ドーナツ経済に関心を持つ参加者の皆様同士でつながることができるネットワーキングタイムもご用意しております。ポストコロナにおける新たな都市のありかたを模索したい方や、サーキュラーエコノミー、ドーナツ経済学といった概念をまちづくりに活かしていきたい方、DEALやAmterdam City Doughnutなど最新の取り組みをキャッチアップしたい方など、少しでも興味がある方はぜひご参加ください。

お申し込みはこちら⇒ https://tokyo-meets-doughnut.peatix.com/

■ 開催概要
・日時:2021年3月5日(金) 13:00-18:00(第1部は13:00-15:00)
・開催場所:オンライン(第1部:Zoom、第2部:ZoomとMiroを使用)
・参加定員:第1部 60名 / 第2部 30名
・参加費用:第1部+第2部 5000円/第1部のみ 3000円
・主催:ハーチ株式会社・シティラボ東京
・協力団体:Doughnut Economics Action Lab・Circle Economy

■ 当日の流れ
<第1部:レクチャー>
12:50 開場
13:00 イントロダクション
13:05 日本語レクチャー「ドーナツ経済学とは何か?」IDEAS FOR GOOD・加藤佑
13:30 英語ビデオレクチャー(日本語字幕つき)
・「DEALの活動紹介」 Doughnut Economics Action Lab
・「ドーナツ都市・アムステルダムの道のりとこれから」 Circle Economy ・Ilektra Kouloumpi氏
14:10-14:50 パネルトーク・Q&Aセッション
・パネリスト:増田拓也(株式会社セールスフォース・ドットコム ・一般社団法人世界経済フォーラム第四次産業革命日本センター)
・パネリスト:中裕樹(森ビル株式会社 ・認定NPO法人グリーンバード 監事)
・パネリスト:三谷繭子(シティラボ東京)
・モデレーター:加藤佑(IDEAS FOR GOOD)

<第2部:ワークショップ>
15:00 自己紹介・アイスブレイク
15:30 ワークショップ1
16:30 ワークショップ2
17:00-17:20 まとめ Circle Economy ・Ilektra Kouloumpi氏

<第3部:ネットワーキング>
17:30 開始
18:00 終了

※チケットをご購入いただいた方は、第一部に限り後から録画視聴も可能です。
※本イベントは第二部のまとめ部分の一部を除き、全て日本語で行われます。また、まとめ部分についても通訳がつくため、安心してご参加いただけます。
※ 当日は、Zoomにて写真撮影を行います。後日IDEAS FOR GOODにてレポート記事を公開予定ですので、あらかじめ御了承の上、ご参加ください。
※ プログラムの内容は変更になる可能性がございます。


■ こんな方におすすめ
・サーキュラーエコノミー・ドーナツ経済学に興味のある方
・東京やその他の地域でまちづくりに関わっている方
・アムステルダムをはじめとする海外都市の動向に興味のある方
・自らお住まいの地域でドーナツ経済学を取り入れたまちづくりを始めたい方

※自治体・企業・NPO/NGO・研究者・学生など幅広い皆様の参加をお待ちしております。
※本イベントは「東京」をテーマとしておりますが、他の自治体からでも自由にご参加いただけます。ぜひ積極的にご参加ください。

■登壇者
レクチャー講師:Karn Spydar Lee Bianco
録画出演・一部ライブ出演)

Doughnut Economics Action Lab デジタル&コミュニケーションリード

オンラインコミュニケーションやソーシャルメディアの運営責任者を務める傍ら、Doughnut Economics Action Labのウェブサイトやコミュニティプラットフォームの開発を行う。前職では、プログラマーとしてゲーム開発に携わった経験を持つ。現在は、ゲーム産業、テクノロジー、気候変動などの分野においてフリーランスのライターとしても活動。リジェネラティブな経済システムへの移行を目指した現実的なステップを考案し、化石燃料のダイベストメントキャンペーンにも関わっている。また、英国初・ゲーム産業の労働者の権利向上を目的とした労働組合の設立にも携わった。

レクチャー講師:Ilektra Kouloumpi(録画出演・一部ライブ出演)

Circle Economyのシニア・シティ・ストラテジスト
Kate Raworth氏が提唱したドーナツ経済学を都市レベルに落とし込み、変革に向けた具体的なツールへと転換するためのThriving Citiesチームの責任者も務める。Circle EconomyではCircle City Scansチームの責任者も務め、欧州・米国・アジアの各都市と協働しながらサーキュラーエコノミー戦略の実行およびパイロットプロジェクトの展開に携わった。前職ではTU Berlinにてスマート・サステナビリティ都市に関するリサーチプロジェクト、ブリュッセルにあるBuildings Performance Institute of Europeにて建築分野に関するEU政策のリサーチプロジェクトに従事したほか、アムステルダムのArupにてサステナビリティ・建築エンジニアとしての勤務経験も持つ。

パネリスト:増田拓也

株式会社 セールスフォース・ドットコム ・一般社団法人 世界経済フォーラム 第四次産業革命日本センター
2017年セールスフォース・ドットコムに入社。2020年より世界経済フォーラム 第四次産業革命日本センターへ派遣。現在スマートシティプロジェクトフェローとして、国内外のメンバーと共に国内自治体のスマートシティ推進支援等に従事。傍らサーキュラーシティに関心を持ち独自の調査を進めていたところ、縁があって今回のワークショップに参画。

パネリスト:中裕樹

森ビル株式会社 タウンマネジメント事業部 パークマネジメント推進部兼TMマーケティング・コミュニケーション部・認定NPO法人グリーンバード 監事
2008年森ビル株式会社入社。虎ノ門ヒルズのヨガ、フラワーマート等のイベント企画や新虎まつりなど新虎通りを含めたエリアの活性化に携わる。2019年11月よりパークマネジメント推進部に異動し、今後竣工予定の虎ノ門・麻布台プロジェクト、虎ノ門ヒルズエリアプロジェクトのパブリックスペース企画に携わる。2020年11月から認定NPO法人グリーンバード監事。港区のまちの課題をみんなの力で解消する「みなとーく」を開催。

パネリスト:三谷繭子

株式会社Groove Designs代表取締役、シティラボ東京コミュニティマネージャー
都市計画コンサルタントとして土地区画整理事業などの大規模開発や整備後のエリアマネジメント構築等に従事たのち、Groove Designsを設立。全国各地でまちなかのプレイスメイキングプロジェクトや地域主導のまちづくりプロジェクトを支援している。また、認定NPO法人日本都市計画家協会理事、一般社団法人アーバニスト理事として、持続可能な都市づくりのためのオープン・イノベーション・プラットフォーム「シティラボ東京」の立ち上げ、運営を行う。広島県福山市出身、1986年生まれ。

モデレーター:加藤佑

ハーチ株式会社 代表取締役・IDEAS FOR GOOD編集長
1985年生まれ。東京大学卒業後、リクルートエージェントを経て、サステナビリティ専門メディアの立ち上げ、大企業向けCSRコンテンツの制作などに従事。2015年12月に Harch Inc. を創業。翌年12月、世界のソーシャルグッドなアイデアマガジン「IDEAS FOR GOOD」を創刊。現在はサーキュラーエコノミー専門メディア「Circular Economy Hub」、横浜市で「Circular Yokohama」など複数の事業を展開。英国CMI認定サステナビリティ(CSR)プラクティショナー資格保持者。

全体進行:伊藤恵

ハーチ株式会社 IDEAS FOR GOOD Business Design Lab 事業開発担当
一橋大学社会学研究科修了。学生時代は東京・シンガポール・香港などアジアのグローバルシティの公共空間・緑化空間について研究し、その後オフィスのインテリアデザインを手掛ける企業にてプロジェクトマネジメントに携わる。認定ファシリティマネジャー。現在はIDEAS FOR GOODでのライティング・編集ほか、様々なクライアント案件・コラボ案件に取り組む。

■ Doughnut Economics Action Lab(DEAL) とは?
英国に本拠を置き、ドーナツ経済学を実践に移すことを目的として2019年7月に設立されたグローバルネットワーク。2020年9月にはオンラインプラットフォームをローンチし、2021年2月時点で4,000名以上の個人が登録しており、ロンドンやブリュッセル、クアラルンプールなど世界各地でローカルネットワークが立ち上がっています。
https://doughnuteconomics.org/

■ Circle Economyとは?
オランダ・アムステルダムに本拠を置くサーキュラーエコノミー推進機関。アムステルダム市のサーキュラーエコノミー政策立案に深く携わるだけではなく、C40、DEALと連携してドーナッツ経済学をモデルとした都市づくりを推進するThriving Cities Initiaveを設立し、ポートランドやフィラデルフィアでパイロットプログラムを展開している。
https://www.circle-economy.com/

■ 主催団体
Harch Inc(ハーチ株式会社):
社会をもっとよくするアイデアマガジン「IDEAS FOR GOOD」、企業のサステナビリティ・サーキュラーエコノミーシフトを支援する「IDEAS FOR GOOD Business Design Lab」、サーキュラーエコノミー専門メディア「Circular Economy Hub」、横浜のサーキュラーエコノミー推進プラットフォーム「Circular Yokohama」などを展開。
https://harch.jp/


■ 参考書籍・サイト(事前に目を通しておくと当日の理解がより深まります)
ドーナツ経済学が世界を救う (日本語) 単行本 – Kate Raworth (原著)、ケイト ラワース (著)、黒輪 篤嗣(翻訳)
ドーナツ経済学とは・意味 – IDEAS FOR GOOD
【欧州CE特集#15】ドーナツ経済学でつくるサーキュラーシティ。アムステルダム「Circle Economy」前編 – IDEAS FOR GOOD
【エレン・マッカーサー財団 Circular Economy Show】21世紀に見合った繁栄する街づくりのためのドーナツ都市計画 -CIrcular Economy Hub

<参考記事>
シティラボ東京と「IDEAS FOR GOOD Business Design Lab」がソリューションパートナーとして連携

 



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